2013年5月12日日曜日

常磐学区、HUGに挑戦!

「HUG」と言われると何を思い浮かべるでしょう?
普通は、英語のHUG=抱きしめる、抱擁する、などでしょうか。
防災の世界(?)では、
H=避難所、U=運営、G=ゲーム、の略として使われます。
HUGは、平成19年度に静岡県が開発した防災ゲームで、
舞台を、ある地区の避難所(小学校)に置き、
次々避難してくる住民などを避難所で受け入れる模擬訓練をする
ものです。

5月12日(日)。本日は母の日、晴れた午前中、
在宅サービスセンターで、常磐学区の役員さんたちを対象に
HUGが行われました。
講師役は、その常磐学区在住の代表者がいる
なかがわ災害ボランティアネットワーク。
また、区役所の防災担当の方もフォローで入られました。



実際に常磐小学校の校内図を見ながら、
想定されうる様々な避難者を次々と配置していきます
(例えば、高齢者夫婦、生後10日の赤ちゃんを連れた家族、
親を亡くした子ども、日本語があまり分からない外国人一家、
道路が封鎖され帰れない観光バス、ペットを連れてきた人 などなど)。
また、色々な連絡が入ったり(物資が届いた、名簿の確認が必要、
苦情が入った などなど)、取材のマスコミが来たり
などについての対応も求められます。


恐らく、実際の避難所運営は、時間との勝負でもあり、
じっくり考えてから対応している時間はありません。
相談するべき誰かが必ずいるとも限りません。
参加者の方は、色々な事態にそれぞれ悩みながら、
判断したり意見交換をされていました。




ゲーム後、感想も色々聞きましたが、
色々な問題に対応するにあたり、
公平にしなくてはいけないが、みんなで話し合い
決めている時間も
その場ではないことを考えると、
事前に役割分担や基本的なルールを確認すること、
また、ある程度のシミュレーションが必要だということを
つくづく実感されたようでした。


そして、避難時の備蓄品として各自用意をしなくてはいけないもの、
地域で備蓄した方が良いものなど
色々考えて行かなくてはいけないことにも気付かれたようです。

 この研修が、
常磐学区の地域防災力アップ↑に役立つことを
期待しています。
お疲れさまでした!


(ゆき子)